断熱材として用いられる非石綿ゾノトライト系高品質断熱材は、耐火珪酸カルシウム板、または微孔珪酸カルシウム板とも呼ばれ、白色で硬質な新型断熱材です。軽量、高強度、低熱伝導率、耐高温性、耐腐食性、切断・製材性などの特性を有し、様々な温熱設備の保温に広く利用されています。
耐火珪酸カルシウム板は主にセメント窯に使用されます。以下では、断熱珪酸カルシウム板を用いたセメント窯の建設において、どのような点に注意すべきかについて説明します。
建設前の準備:
1. 石積み前に、機器の表面を清掃し、錆や埃を除去してください。必要に応じて、ワイヤーブラシで錆や埃を取り除き、接着品質を確保してください。
2. 耐火ケイ酸カルシウム板は湿気を帯びやすく、湿気を帯びても性能は変化しませんが、乾燥時間の延長など、石積みおよびその後の工程に影響を与え、耐火モルタルの凝結および強度にも影響を与えます。
3. 建設現場で資材を散布する際、防湿が必要な耐火物の量は、原則として1日当たりの必要量を超えないようにし、建設現場で防湿対策を講じてください。
4. 材料はグレードや仕様に応じて保管してください。高圧力による損傷を防ぐため、材料を高く積みすぎたり、他の耐火物と積み重ねたりしないでください。
5. 耐火ケイ酸カルシウム板の石積みに使用する接着剤は、固形物と液体物から構成されています。固形物と液体物の混合比率を適切にすることで、適切な粘度が得られ、流れずに良好に塗布できます。
次号では引き続き紹介します耐火ケイ酸カルシウム板どうぞお楽しみに。
投稿日時: 2021年7月19日