断熱工事は細心の注意を要する作業です。施工工程において、すべての工程が品質要件を満たすように、精密な施工と頻繁な検査を厳格に行う必要があります。私の施工経験に基づき、窯壁と窯天井の断熱工事における関連工法についてご説明いたしますので、ご参考ください。
1. 断熱レンガ積み。断熱壁の高さ、厚さ、全長は設計図の規定を遵守しなければなりません。積み方は粘土質耐火レンガと同様で、耐火モルタルを用いて積み上げます。積み上げは、モルタルが十分に充填され、かつ堅固であることを確保し、モルタルのふっくら度は95%以上に達しなければなりません。レンガ積み作業中は、鉄槌でレンガを叩くことは厳禁です。ゴムハンマーでレンガの表面を軽く叩き、レンガ同士をならしてください。レンガナイフで直接レンガを切ることは厳禁です。加工が必要な場合は、切断機で丁寧に切断してください。断熱レンガと窯内の直火との直接接触を避けるため、観察孔の周囲には耐火レンガを使用し、断熱壁、断熱ウール、外壁の重なり合うレンガも粘土質耐火レンガで積み上げてください。
2. 耐火繊維製品の敷設。耐火繊維製品の発注量は、設計要件を満たすだけでなく、実際の施工性にも配慮する必要があります。施工時には、耐火繊維製品同士が密着し、接合部の隙間を可能な限り小さくするよう注意する必要があります。耐火繊維製品の接合部には、耐熱接着剤を使用してしっかりと密着させ、断熱効果を確保することが望ましいです。
さらに、耐火繊維製品加工する必要がある場合は、ナイフできれいにカットし、手で直接引き裂くことは固く禁じられています。
投稿日時: 2022年11月14日