ガラス窯用軽量断熱耐火レンガの分類 2

ガラス窯用軽量断熱耐火レンガの分類 2

今号では引き続き、ガラス窯用軽量断熱耐火レンガの分類について紹介します。

軽量断熱耐火レンガ

3.粘土軽量断熱耐火レンガAl2O3含有量30%~48%の耐火粘土を原料とする断熱耐火物です。製造工程には、焼却添加法と発泡法を採用しています。粘土質軽量断熱耐火レンガは幅広い用途を有し、主に溶融物と接触しない各種工業炉の断熱層用断熱耐火材として使用されています。使用温度は1200~1400℃です。
4. アルミナ断熱煉瓦。耐火性が高く、耐熱衝撃性に優れているため、窯炉の高温断熱層として広く使用されています。使用温度は1350~1500℃で、高純度品は1650~1800℃に達します。溶融コランダム、焼結アルミナ、工業用アルミナを原料とする耐火断熱製品です。
5. 軽量ムライト煉瓦。ムライトを主原料とする断熱・耐火製品です。ムライト断熱煉瓦は耐熱性、強度、熱伝導率に優れ、炎に直接接触しても問題ないため、各種工業窯の内張りに適しています。
6. アルミナ中空ボール煉瓦。アルミナ中空ボール煉瓦は、主に1800℃以下の長期使用に用いられ、高温下でも優れた化学的安定性と耐腐食性を備えています。他の軽量断熱煉瓦と比較して、アルミナ中空ボール煉瓦は使用温度が高く、強度が高く、熱伝導率が低いという特徴があります。密度は、同じ組成の緻密質耐火物に比べて50%~60%低く、高温炎の衝撃にも耐えることができます。


投稿日時: 2023年7月12日

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