アルミニウムケイ酸塩セラミックファイバー2の特性

アルミニウムケイ酸塩セラミックファイバー2の特性

今号では、引き続きアルミニウムシリケートセラミックファイバーについて紹介します。

アルミニウムケイ酸塩セラミック繊維

(2)化学的安定性
アルミニウムケイ酸塩セラミックファイバーの化学的安定性は、主にその化学組成と不純物含有量に依存します。この材料はアルカリ含有量が非常に低く、温水や冷水とほとんど反応しないため、酸化雰囲気下では非常に安定しています。しかし、強い還元雰囲気下では、繊維中のFeO3やTiO2などの不純物が容易に還元され、耐用年数に影響を与えます。
(3)密度と熱伝導率
製造工程の違いにより、アルミニウムケイ酸塩セラミックファイバーの密度は大きく異なりますが、一般的には50~500kg/m³の範囲です。熱伝導率は耐火断熱材の性能を評価する上で主要な指標です。低い熱伝導率は、アルミニウムケイ酸塩セラミックファイバーが他の類似材料よりも優れた耐火性と断熱性能を有する主な理由の一つです。また、他の耐火断熱材と同様に、その熱伝導率は一定ではなく、密度と温度によって変化します。
(4) 施工が容易
そのアルミニウムケイ酸塩セラミック繊維軽量で加工しやすく、バインダーを加えることで様々な製品に加工できます。フェルトやブランケットなど、様々な仕様の完成品もあり、非常に便利です。


投稿日時: 2023年7月18日

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