加熱炉用セラミック繊維ウール

加熱炉用セラミック繊維ウール

セラミックファイバーウールは、高純度粘土クリンカー、アルミナ粉末、シリカ粉末、クロマイト砂などの原料を工業用電気炉で高温で溶融して製造されます。その後、圧縮空気を用いてブロー成形機または紡糸機で溶融原料を繊維状に紡糸し、繊維ウールコレクターを通して集めることでセラミックファイバーウールを形成します。セラミックファイバーウールは、軽量、高強度、耐酸化性、低熱伝導性、柔軟性、耐腐食性、低熱容量、遮音性などの特性を持つ高効率断熱材です。以下は、加熱炉におけるセラミックファイバーウールの応用例です。

セラミックファイバーウール

(1)煙突、空気ダクト及び炉底を除き、加熱炉の他の部分にはセラミックファイバーウールブランケット又はセラミックファイバーウールモジュールを使用することができる。
(2)加熱面に使用するセラミックファイバーウールブランケットは、厚さ25mm以上、密度128kg/m3以上のニードルパンチブランケットを使用してください。加熱面層にセラミックファイバーフェルトまたはボードを使用する場合は、厚さ3.8cm以上、密度240kg/m3以上である必要があります。裏層用のセラミックファイバーウールは、嵩密度96kg/m3以上のニードルパンチブランケットです。加熱面層用セラミックファイバーウールフェルトまたはボードの規格は、加熱面の温度が1095℃未満の場合は最大サイズが60cm×60cm、加熱面の温度が1095℃を超える場合は最大サイズが45cm×45cmです。
(3)セラミックファイバーウールの各層の使用温度は、計算された高温表面温度より少なくとも280℃高くなければなりません。アンカーから高温表面層のセラミックファイバーウールブランケットの端までの最大距離は7.6cmです。
次号では引き続き紹介しますセラミックファイバーウール加熱炉用です。どうぞお楽しみに。


投稿日時: 2021年12月27日

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