通常、耐火物と断熱材は常温では金属管の外壁と密に一体化し、高温下でも短時間で一体化します。しかし、高温・長時間では、耐火物と金属管は全体として密に一体化することができません。断熱材の弾性がどれほど優れていても、高温相転移を数回繰り返すと収縮し、弾性を失い、元の状態に戻ることができません。
変換管の周囲に断熱スリーブを溶接し、炉頂部を貫通する変換管の周囲に予め用意した伸縮継手を巻き付け、断熱スリーブ内の変換管にシーリングリングを溶接し、断熱ジャケット内に防水性耐火セラミック繊維を充填します。これにより、耐火セラミック繊維ウールと金属管壁との間に生じる複数の伸縮条件における隙間は、貫通型の直線継ぎ目ではなく、「ラビリンス」状の隙間となります。高温の熱が「ラビリンス」によって遮断されると、速度と温度が大幅に低下し、炎が炉頂鋼板に直接逃げて炉頂鋼板の酸化や変形を引き起こすのを防ぎます。また、空気漏れ、浸水、炎漏れなどの現象も解決します。雪や雨の浸入を防ぐため、断熱スリーブの上部には防水キャップが溶接されています。雨が炉頂部に落ちても、断熱スリーブがそれを遮断します。
次号では引き続き、耐火セラミック繊維管状加熱炉の上部にあります。
投稿日時: 2021年11月29日