分解炉におけるアルミニウムケイ酸塩繊維製品の利点2

分解炉におけるアルミニウムケイ酸塩繊維製品の利点2

この号では、引き続きアルミニウムシリケート繊維製品の利点を紹介していきます。

アルミニウムケイ酸塩繊維製品

低密度

アルミナシリケート繊維製品の嵩密度は一般的に64~320kg/m3で、軽量レンガの約1/3、軽量耐火キャスタブルの約1/5に相当します。新設計の炉体にアルミナシリケート繊維製品を使用することで、鋼材使用量を節約し、炉体構造の簡素化を図ることができます。
3.低熱容量:
耐火レンガや断熱レンガと比較すると、アルミナ繊維製品は熱容量が小さいです。密度が異なるため、熱容量は大きく異なります。耐火レンガの熱容量は、耐火レンガの約1/14~1/13、断熱レンガの約1/7~1/6です。定期的に稼働する分解炉では、アルミナ繊維製品を断熱材として使用することで、非生産期間の燃料消費量を節約できます。

施工に便利で工期も短縮できます。

様々な形状のブロック、毛布、フェルト、ロープ、布、紙など、アルミニウムケイ酸塩繊維製品は、様々な施工方法に容易に適用できます。優れた弾性を有し、圧縮量を予測できるため、伸縮目地を設ける必要がなく、一般の職人でも施工可能です。

次号では引き続き、アルミニウムケイ酸塩繊維製品クラッキング炉にて。どうぞお楽しみに。


投稿日時: 2021年6月21日

技術コンサルティング